【映画レビュー】「バンブルビー」【ネタバレ感想考察】

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みんな大好きバンブルビー誕生秘話

KOX
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今回は2018年公開の映画「バンブルビー」をレビューしマス。

筆者評価は★3.9

主演:ヘイリー・スタインフェルド

監督:トラヴィス・ナイト

言わずと知れた「変形乗り物ヒーロー」のトランスフォーマーシリーズのスピンオフ映画。

人間に味方する正義の勢力「オートボット」の黄色い人気者「バンブルビー」を主人公とした映画です。

主演のヘイリー・スタインフェルドは歌手活動も行っている女優。学生時代死ぬほど聞いていました。

2007年公開のシリーズ1作目「トランスフォーマー」から20年前の出来事を描いています。

ツッコミどころこそ多いものの、トランスフォーマーをずっと見てきた僕にはとっても楽しめる映画でした。1作目の感動を思い出しました。

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ざっくりあらすじ(ネタバレ)

悪の勢力「ディセプティコン」と正義の勢力「オートボット」との戦争が激化する、機械生命体の星「サイバトロン」。

オートボットは一度撤退することを決定。さまざまな星に散っていきます。B-127(バンブルビー)は「地球」へ向かうことを指示され、仲間が地球に再集結するまで、地球を悪の手から守るよう指示されます。

地球に降り立ったバンブルビーですが、敵との戦いから発声障害と記憶障害になってしまいます。なんとか敵を倒したバンブルビーは、近くにあった民家の黄色いビートルに擬態することで回復を待ちます。

車好きの少女チャーリーは、自分の車が欲しい年頃。しかしお金がありません。

そんなある日、車修理場にボロボロのビートルが止まっているのを発見。

持ち主に「私が直せたら、私が乗っていい?」と聞くとokをもらえました。

ルンルンで自分の家のガレージに運びます。すると車は巨大なロボットに変形するのでした。

ロボットの話し声が「ヴヴヴ」というので、音がミツバチに似ているということでチャーリーは「バンブルビー」という名前をつけました。

バンブルビーの覚醒を受け、ディセプティコンの殲滅部隊2名が地球へ。

米軍と協力し、バンブルビーを見つけ出します。

バンブルビーへの拷問から、オートボットが地球に集結する予定があるということを知った殲滅部隊2名は、地球の電波塔からサイバトロン星に「地球にオートボットが集結するので軍隊を送ってくれ」とサインを送ろうとします。

これが送られてしまえば、地球はボロボロになり、オートボットも全滅です。

チャーリーとバンブルビーは協力し、これを阻止。

地球に平和は訪れましたが、バンブルビーはオートボットの元へ行かなくてはなりません。

チャーリーと別れたバンブルビーは、橋を走っていく黄色いカマロにトランスフォームし、走り去っていくのでした。

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バンブルビーがラジオで話す理由

1作目「トランスフォーマー」の時点で既にラジオを使って話をしていたバンブルビー。

なぜ発声しないのか、ラジオを使って話すのかについてあまり詳細な説明がなかったこの設定に、やっと理由が発覚しました。

ディセプティコンの1人との戦闘の中で発声器官を破壊されたため、声を発せられないというものでした。

意外とシンプル。

ラジオを繋ぎ合わせて話すというキャラクター性と、少年のような可愛らしさは、発声器官と記憶器官を故障したことが原因だったのですね。

サイバトロンでオプティマスと話している時のバンブルビーは意外と冷静でクール。兵士といった感じです。

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ツッコミどころ

ファンとしても、おそらくファンじゃなくても違和感を感じるツッコミどころがかなりありました。

まず、異星人なのにバリバリ英語を話すこと。

確かシリーズ1ではサイバトロン語と英語とで使い分けられていたような気がしますが、本作ではサイバトロン星でトランスフォーマーたちが使っている言語から英語です。

バンブルビーの視界に現れる文字も全て英語。「記憶分野に障害あり!」などのアラートも。

同じ言語を使っているとなると、人間もしくはトランスフォーマーのどちらかが言語を伝えたという経緯があるはずです。

この辺りは今後回収されるのでしょうか…。

そしてサイバトロン星の時点で車をスキャンしていること。

人間の産物である車や飛行機、戦闘機などをサイバトロン星での戦争の時点でスキャンしており、トランスフォームできていることはかなりのツッコミどころ。

第1作などでの回想シーンでは、元々トランスフォーマーたちは皆、見た目がほとんど同じ銀色の巨人であったと描かれています。

それがなぜかバンブルビーは既に黄色い車になることができ、オプティマスもあの赤と青のカラーリング。

ちょっとこれは残念でした。

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なんだこいつら…!がまた楽しめる

スパイダーマンにしろ、アイアンマンにしろ、このトランスフォーマーにしろ、「1作目の感動」は1作目にしかありません。

これはどういうことかというと、「自分の能力に戸惑う主人公」であったり、「未知の存在に愕然とする人々」などの要素のことです。

2作目以降では、既にそれらの存在が受け入れられた世界で物語が進行していきます。

トランスフォーマーにおいては、「うわあ!車が変形した!」が1作目だからこそ聞けるセリフでした。

もう途中から政府の管理下に置かれてましたからね。

長いことこの感動が忘れられてきたトランスフォーマーシリーズに、再度その感動が戻ってきた感がありました。

それだけで十分、ファンとしては嬉しいです。

あの頃のサムに、みんな立ち返ることができました。

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キャラクターも少なくスッキリ

登場人物が多くなりすぎ、スケールも多くなりすぎ、CGと爆薬の暴力と化した「トランスフォーマー」シリーズ。

しかし本作はこれらの悪い点をしっかり払拭。

敵は殲滅部隊の2名、味方はバンブルビーだけ。人間はチャーリーがメイン。

ここに米軍の男一人。

このすっきりまとまった登場人物だけで、ゆったりと話が進んでいくので、見やすくて良いです。

CGも多いといえば多いのですが、胃もたれはしないくらいの良い感じ。

初めて見る人にも優しいトランスフォーマーシリーズになっていると思います。

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まとめ

fox sticking it s tongue
Photo by Pixabay on Pexels.com
KOX
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今回は「バンブルビー」をレビューしまシタ。

トランスフォーマーシリーズのファンとして、今回のバンブルビーのスピンオフはとっても楽しめました。

2022年6月には続編である「トランスフォーマー/ビースト覚醒」が発表になる予定とのことなので楽しみです。

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