【映画談義】「ペーパーハウス・コリア」に見る韓流化の波【ネトフリ】

movie

ますます熱を帯びるコリアン・ムービー

KOX
KOX

今回はネトフリで韓国版リメイクがされた人気ドラマ「ペーパーハウス・コリア」を中心に、

なぜ今「韓国映画」がこれほどまで人気を呼ぶのかを考えマス。

各国の人気ランキングに常に入り続ける、ネトフリの超人気作品「ペーパー・ハウス」。

スペインのドラマ作品で、国立紙幣印刷局をジャックして金を刷りまくり、前代未聞の超大金を盗む銀行強盗を描いた本作。

スペインの画家、「ダリ」の顔面をモデルにしたダリマスクに全身赤いスーツがトレードマークとなっています。

この舞台とキャストを韓国にした「ペーパーハウス・コリア」が公開されることとなりました。

欧米作品の韓国リブート。

特に日本では、人気作品のほとんどが韓国ドラマで形成されています。

音楽の分野やファッションの分野でもどんどんと韓国化が進んでいる日本。

しかし今回のこの「ペーパーハウス・コリア」は日本レベルの話ではありません。

「イカゲーム」に始まり、今韓国作品に何が起きているのかを考えてみます。

スポンサーリンク

韓ドラの人気

今、ネットフリックスを中心として世界では空前の韓ドラブームが起きています。

日本ではかつて「冬のソナタ」のようにヒットした韓国ドラマはあったものの、ここまで「メジャー」な存在になったことは、「韓国」という文字に対して抵抗感を持たない若年層が、SNSの担い手になっていることに起因しているためだと考えられます。

特に「ネトフリ韓国ドラマ」としてアイコニックな存在になっている作品として「イカゲーム」が挙げられます。

イカゲームは、金を求める社会的弱者が施設に集められ、誰しもが知る子供の遊びを通して命をかけたデスゲームをするというドラマ作品。

その人気はネトフリ韓ドラの中でも圧倒的でした。

作品に登場する緑色のジャージや、赤いスーツ、だるまさんがころんだの巨大な女の子の機械など、それぞれがインスタやtiktokでコスプレされたりと、SNS上での盛り上がりもかなりありました。

これをブーストにして世界中で韓ドラの人気は鰻登りです。

今日時点での日本のランキングを見ても、1位から10位までの間には、韓ドラとアニメ作品しかありません。

世界のネトフリ作品ランキングを見てみると…。

タイや台湾などでのランキングでも日本のそれと近しく、日本のアニメや韓ドラがずらりと並んでいる様子が伺えます。

東洋系アジア圏でランキングの構成が似ていることは、ある程度予想ができます。では欧米はどうなっているでしょうか。

アジア圏に比べると格段に率は落ちるものの、全てのランキングに「ペーパーハウス・コリア」がランクインしています。

日本のアニメ作品もランクインしていない中でのこの注目具合を見る限り、世界の中でもかなり上位の注目度を誇っていると言えます。

スポンサーリンク

特筆すべきは日本におけるコンテンツがかなり偏っていることです。

日本の上位ランキングには、欧米作品が入っていません。

同じアジア圏でもタイや台湾では、ストレンジャーシングスやアンブレラ・アカデミーなどがランクインしており、これは世界的に見ても同じ状況です。

しかし、日本だけがこれらの作品がランクインしていません。

日本における人気には、作品がアジア系であることに意味があるのでしょうか?

日本において広く「流行る」ためには、街並みや登場する人種が重要だということがわかるのではないでしょうか。

東京の街並みとよく似ているソウルの街並みや、登場する東洋系の顔立ち。

ファッションやメイクも韓国化している日本においては、流行って然るべきです。

しかし欧米作品がランキング外なことには、日本人の「鎖国的」な思考が残っていることを想起させます。

スポンサーリンク

韓ドラの主人公が「トーキョー」

スペイン版の原作でも強盗団のメンバーにはそれぞれ国の名前が当てられていました。

原作の主人公も「トーキョー」であり、韓国版が作られるということでどうなるのかと思いましたが、主人公の名前は「トーキョー」で変わりませんでした。

しかし、命名の際には「悪いことをするなら、私はトーキョーにする」という発言があり、韓国節炸裂のジャブ。

周囲のメンバーの反応も「よりによってトーキョーにするの?」というマイナスな反応。

これはいうまでもなく、反日感情からの発言ですね。

これをネットフリックスで放送したことについては、賛否両論あるようですが、僕は全然いいと思います。

公人や政府組織からの発言であれば問題にはなるものの、これは「ドラマ作品。」

いかなる表現もあっていいはずです。

よく故障した機械に対して「中国製か!?」などと皮肉をいうシーンなどを海外ドラマで目にしますが、そのレベルのことであり、あれもダメこれもダメとしていると、現在の地上波のテレビのようになりかねません。

ネットフリックスは、表現の自由を担保するべきなのです。

スポンサーリンク

まとめ

close up of fox on grass
Photo by Pixabay on Pexels.com
KOX
KOX

今回は「ペーパーハウス・コリア」に見る、熱を帯びていく韓国ドラマ人気について考えまシタ。

反日内容が含まれている中でも、最も韓国ドラマに熱を持っているのは日本というこの矛盾した状況は、ある種歴史の転換点となっているのかもしれません。

結局のところ、何を言っても「喧嘩するほど仲がいい」で、世界的に見てもここまで仲のいい国はあまりないのではないでしょうか。

平和ですね。

スポンサーリンク

コメント

タイトルとURLをコピーしました