【ジョジョ7部】トランプとヴァレンタイン、2人のアメリカ大統領【考察】

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アメリカ・ファースト

「ジョジョの奇妙な冒険 第7部」は、西部開拓時代のアメリカを舞台に

元天才ジョッキーで下半身不随の主人公ジョニィ・ジョースターと、王家実刑執行業を若くしてついだジャイロ・ツェペリがそれぞれの目的を果たすため、優勝賞金60億円である全米横断競馬レース「SBR」に参加する物語です。

ここからは大幅なネタバレになりますので、まだジョジョ7部をご覧になっていない方は要注意です。

<ネタバレ防止用スペース>

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ジョジョ第7部では、当初の目的は「レースのゴール」でした。レースにゴールすることで、大量の賞金を獲得すること。それが目的でした。

しかしこのレース、もう一つの顔を持っていることが明らかになります。

それはアメリカ合衆国大統領「ファニー・ヴァレンタイン」による「あの方」の遺体集めです。

「あの方」とは、今から約2000年ほど前に生まれた、世界最大の聖人のことです。作中直接名前が出ることはありませんが、つまるところ、「イエス・キリスト」の遺体です。

作中での「ファニー・バレンタイン」の立ち位置は、ラスボス。マリオで言うクッパ。

しかしバレンタイン大統領は本当の意味で悪人ではありません。

主人公・ジョニィも作中こういっています。

「あんたの方が…正しい道なのかもしれない…」
「少なくともここにいる僕よりは…人として正しい道を歩いている」

jojo part7 SBR

今回は、このヴァレンタイン大統領を、現実で悪として報道されることも多い、アメリカファーストを実践したトランプ大統領を比べて考えてみたいと思います。

ヴァレンタイン大統領の目的

では、ヴァレンタイン大統領の目的は一体なんなのか。から考えます。

ズバリ、大統領の目的は「アメリカを守ること。繁栄させること。」それだけです。

これは、現実の政治家や大統領も等しく持っている(もしくは持つべき)考えです。

「あの方」の遺体を揃え・手に入れることで圧倒的な力を手にし、アメリカという国が世界の中心・ルールとなるように行動しています。

これは彼の父の存在が強く関わっています。

彼の父は、戦争で敵国に捕まり、拷問を受けます。彼は拷問を受けても、大切な「ハンカチ」を肌身離さず持っていました。

そのハンカチには彼がこの世で何よりも大切に思う、息子の誕生日が刺繍されています。

父は拷問で潰された眼球を自らくりぬき、そこにできた空洞にハンカチを押し込んで最後まで隠したのです。

仲間を売らず、息子を忘れず、自分が拷問によって亡くなるまでアメリカを守ろうとしました。

それを知ったヴァレンタイン少年は、自身の使命は「アメリカを守る」ことにあると悟ります。

圧倒的な愛国者となったヴァレンタインは、ついに大統領となるのです。

トランプとの共通点

ヴァレンタインの考え方では、アメリカという国が栄華を極めるためには、他の犠牲は全く厭いません。

これは自身の存在でさえも同じであり、それが彼のスタンド能力にも現れています。(今回は彼のスタンド能力「D4C」について記述するとそれだけで話が終わってしまうので、省略します。)

これはつまり、極端なまでのアメリカ第1主義。アメリカファーストです。

ジョジョの奇妙な冒険第7部が完結した2011年から約6年後、アメリカ大統領としてトランプが立つこととなります。

彼は国際組織から脱退したり、移民を排除したり、国境を封鎖したり。周りから見れば異常と思われるような行動を続けてきました。

こういった行動は

世界的に非難をされ、日本国内でも悪い存在とされることはしばしばでした。

僕には、ヴァレンタイン大統領がこの世に出現したように思えました。

トランプに圧倒的な愛国心があったかどうかは疑問ですが、アメリカ第1主義であったり、アメリカを「世界のルール」としているあたりには、ヴァレンタイン大統領の姿を重ねずにはいられません。

行き過ぎた愛国心は悪になるのか

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Photo by Karolina Grabowska on Pexels.com

ヴァレンタイン大統領も、トランプ大統領も「アメリカ第一主義」な訳ですが

国内外より非難の声を浴びます。ヴァレンタイン大統領についての非難は、ジョニィをはじめとした数人からの避難にはなってしまいますが。

しかし、大統領としてアメリカを第一に考えているのですから、文面上は問題ない・もしくはそうあるべき姿でさえあるわけです。

しかしなぜ「悪」として写るのでしょうか。

それは、犠牲とするものが多すぎるからだと思います。

自国の幸せを100にするために、犠牲を1000払うのであれば

自国のしあわせが50で、犠牲が300の方が良い。と考えるのが人間だということです。

「倫理」の実態とはこれで、常に天秤にかけているのです。利益:犠牲の比率を常に天秤にかけ

その上でその行いが善行なのか悪行なのかを判断しているのではないでしょうか。

ヴァレンタインもトランプも、この「犠牲」の比率が高過ぎたのです。

しかし、それは本当の意味で「悪」ではく、彼らには彼らの黄金の正義があるのです。

まとめ

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Photo by Cup of Couple on Pexels.com

今回は、ジョジョ第7部のヴァレンタイン大統領とトランプ大統領を比較して、「愛国心」と「善悪」について考えてみました。

ヴァレンタイン大統領は、ジョジョに登場するキャラクターの中でも、僕がトップ3に入れるほど好きなキャラクターです。

ヴァレンタイン大統領の発言は、完結から10年以上経ったいまでも、何度読んでも新鮮で鋭利な言葉ばかりです。

ジョジョ7部をまだ読んでいない人も、ぜひ一度読んでみていただきたいと思います。

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