超丁寧初心者向けコーヒーバイブル
今回は、井崎英典さんの著書「理由がわかればもっとおいしい! コーヒーを楽しむ教科書」の感想・評価をご紹介します。
ご紹介する前に、僕のコーヒー経歴について軽くお話しします。
- 【この記事を書いているKOUについて】
- コーヒーにどっぷりとハマってから1〜2年ほど
- 年間100〜200近くのカフェ・コーヒースタンドを巡る。
- 年間に飲むコーヒーは約600杯
- 家には常に5〜7種類のコーヒー豆を常備。
- エスプレッソマシン・電動グラインダーなども所持。
- カフェなどでの職歴はなし
といった感じです。
一言でいえば、めっちゃコーヒー好きな素人。という事です。
プロでもなんでもないので、これからコーヒーを始めようとしている方や、コーヒーに興味があるけど何から始めたらいいかわからない。という方に近い目線でお話しできるのではないかと思います。
著者、井崎英典さんについて
本書紹介の前に、著者である井崎英典さんについて、軽くご紹介したいと思います。
井崎さんは、1990年生まれの株式会社丸山珈琲に勤めていたバリスタ。
2014年イタリアで開催された、バリスタの世界大会であるワールド・バリスタ・チャンピオンシップでアジア人初の優勝を果たした、物凄い人です。
その実績からマクドナルドとコーヒーを共同開発したりと、知らない間に井崎さんの恩恵を受けている方も多いかもしれません。
そんな「すごい」人がコーヒーを楽しんでみたいなあと思っている初心者に向けて作った本です。
お店での頼み方が身に付く
昨今ではカフェのない街はないというほど、日本全国にカフェが存在しています。
インスタグラムなどの影響で、カフェの需要が高まったりとますますコーヒーは生活に近い存在となっていますよね。
それに伴い、コーヒーにこだわりを持っている店では、数多くの種類がメニューに記載していることもしばしば。よくわからないので「とりあえずブレンドで」みたいな注文の仕方になっている方も多いのではないでしょうか。
この、「理由がわかればもっとおいしい! コーヒーを楽しむ教科書」を読めば、コーヒー店でどのように注文をすればいいのかが身に付きます。
例えば、香りがいいコーヒーが好き・酸味のあるコーヒーが好き・苦味のないコーヒーが好き・甘味・コク・複雑な味・すっきり…。など
なんとなくよく聞くけど、自分で注文できるほど自信がない。という方にぴったりの内容です。
ビジュアルで理解できる
本書の内容は、イラストベースでシンプルに記述されています。
読者のあらゆる「コーヒーをこう楽しみたい」という要望に応えられる作りになっています。
コーヒー関連の本は多数ありますが、たまに文字がバーっと書いてあるものも多いので、こうした内装のものを選ぶようにしましょう。
コーヒー関連の書籍に関しては、文字数=情報量ではないです。
初心者向けとはいえ濃い内容
初心者向けとはいえ、著者は世界最高のバリスタです。
そんな世界最高のバリスタのノウハウがわかりやすく記述された本書は、中級者から上級者が読んでも、なんら遜色ない内容となっています。
特に注目したいのは、「1湯目」の「蒸らしながら攪拌」の記述です。
意外とこれを書いていない書籍も多いのですが、非常に重要な作業になっています。こういった細かいきちんとした技術も記述してありますので、本書は本格的にコーヒーを学べます。
まとめ
今回は、コーヒー初心者向けおすすめ書籍「理由がわかればもっとおいしい! コーヒーを楽しむ教科書」をご紹介いたしました。
本書はページ数も224ページとかなりボリューミーな内容にも関わらず、価格は2000円を切っており、とても良質です。
初心者向けの内容だけをみていけば、200ページも読む必要はないかと思いますので、まずは購入してみるのもいいかと思います。
本書を手にして良きコーヒーライフを始めましょう!
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